前回は、作り置きの手順について書きました。
今回は、実際にどのように消費していくかを書きます。
そんな方の参考になると思います。
今回は、万能な肉味噌を例にして紹介していきます。
Contents
使い回しレシピ例
肉味噌丼
温かいご飯と、レンジで温めた肉味噌を、丼によそいます。薬味を散らして、完成。
温玉を乗せても良いです。
肉味噌トースト
食パンにマヨネーズを塗り、肉味噌、チーズ少量をのせます。
トースターで5分ほど焼けば完成。
麻婆豆腐
フライパンに肉味噌と水を入れて火にかけます。沸騰したら味見をして、薄いようなら鶏がらの出汁などを足して調節します。切った豆腐を入れて、片栗粉でとろみを付け直せば完成。
器によそった後、お好みで豆板醤や山椒、ラー油を足してください。
豆腐の代わりに揚げ茄子、茹でた春雨、などを使えば、バリエーションが増えていきます。
じゃじゃ麺
茹でて水でしめた中華麺を皿によそり、解凍した肉味噌、千切りきゅうり、茹でたもやし、ネギをのせます。
麺も肉味噌も、少し冷たい状態で食べるのが良いです。暑くて食欲がない時でも、ツルッと食べられます。
1日分のご飯の支度ができてしまう
私は時短のために、朝のうちにできるだけ台所仕事を終わらせてしまいます。
なので、
・夫の弁当
・みんなの朝ごはん
・子どもの夕飯
・夫の夕飯
・台所の片付け
までを、出勤の前にやってしまうのが理想です。(うまくいかない日もありますが…。)
冷凍作り置きがあれば、これが実現可能なのです。
前の日に冷蔵庫に移して、自然解凍した肉味噌は全て使い切るので、タッパーごと温めてしまいます。
炊き立てのご飯、飾り付け用の野菜を用意したら、全てを同時進行で用意します。
夫の弁当
わっぱに詰めたご飯の上に肉味噌をのせて、空きスペースに彩り野菜を飾れば完成。
所要時間:10分
みんなの朝ごはん
お弁当を作るついでに、朝ごはんも用意します。
食パンマヨネーズを塗り、肉味噌と海苔を乗せて、少しだけチーズを乗せてトーストで3分焼きます。
所要時間:(トースターに入れるまで)5分
昨夜の残りの汁物と、野菜を添えれば完成。
子どもの夕飯
子どもの夕飯は肉味噌丼にします。帰宅後に温めてお皿によそることを想定し、ご飯と肉味噌を、温めやすい容器にうつして冷蔵庫に入れておきます。
所要時間:5分
夫の夕飯
夫は、昼食と夕食が同一の物でも食べてくれます。なので、肉味噌丼を夕飯に用意しても良いのですが、それでは参考にならないご家庭も多いと思うので…麻婆豆腐を用意します。
鍋に肉味噌と水を煮立たせて、味を整える。麻婆豆腐を食べるのは夫だけという想定なので、強めに豆板醤を入れておきます。片栗粉でとろみをつけたら完成。
夫が帰宅後に自分で温めることを想像し、鍋の方が温めやすそうなので、鍋ごと冷蔵庫に入れておきます。ご飯もいつもの量を茶碗によそって冷蔵庫に入れておきます。
気持ちばかりのサラダも、作っておきます。
所要時間:10分
台所の片付け
子どもが朝ごはんを食べ終わったら、食器洗いをします。
炊飯器にご飯が余っていたらタッパーにうつし、お釜やしゃもじは洗い場へ。
その他にも使った菜箸や鍋、タッパーなどをポイポイ洗い場へうつし、汚れ物は残っていないか確かめます。
みんなが揃ったら、あとは一心不乱に洗うだけ。出発の10分前くらいにこの作業をやっているので、毎日本当にがむしゃらです。
時間に応じて、洗った食器を逆さにして自然乾燥をする場合や、食洗機を使う場合など、様々です。
所要時間:5分
時間がある場合は、次の日の米を研いで浸水し、冷蔵庫に入れておくところまでやっておきます。
大体30〜40分で済ませることができます。ここまでやっておくと、帰宅後の気持ちの余裕が違います。
夕飯時の台所のタスクは
・味噌汁作る。
・子どものご飯を皿によそって出す。
・汚れ物を洗う。
・次の日の肉を解凍しておく。
・次の日の炊飯器のセットをしておく。
(夏場は米を一晩放って置けないので、当日の早朝に行います。)
だけで済みます。
まとめ
作り置きのおかずは単体で食べても美味しいし、アレンジを加えればバリエーションも増えます。なので、1個の作り置きおかずで、1日分の食事をやりくりすることも可能なのです。
ご家族の好みや、協力体制によっては無理だと感じるご家庭も多いかと思いますが…我が家は平気です。
平日は忙しくて、ご飯をゆっくりと味わう余裕がない方も多いと思います。家族みんなが食卓に揃うことはないし、幼児の食事を手伝うのに大人の手が足りません。(私は、もう夕飯を食べるのを諦めて、子どもの食事のサポートに徹しています。)それであれば、平日は粗食をサッと食べる、休日はゆっくりと家族でご馳走を楽しむ、と割り切っています。栄養バランスだけざっくりと考えれば、同じものを続けて食べても良いのではないでしょうか。
結果的に、食費の節約になるし、豪華な食事への感謝が生まれます。
ご飯を作る担当の人が毎日疲弊しないように…、このズボラな方法、どうぞ参考にしてみてください。